藤沢、茅ヶ崎、平塚を中心に、安心価格を心がけて、お墓のお仕事をさせていただいています、アイシンの佐保(サホ)です。大庭台墓園芝生墓地にて、本小松石の棹石の磨き直しをさせていただきましたので、ご紹介いたします。

 

本小松石棹石磨き直し『愛は永遠に』

今回のお客様は、ホームページからのお問い合わせでした。お墓を建てたお父様が亡くなり、すでに嫁がれた娘様がお墓を継がれることになったのですが、お墓の棹石にご実家のご家名が入っていたので、それを消して、受け継いでいくのに支障のないお墓にしたいというお話しでした。

 

施工前のお墓です。本小松石の立派なお墓です。棹石の向かって左上に十字架が、右隅にご家名が入っています。十字架は残して、このお名前は消したいということでしたが、十字架の彫刻部分には汚れがずいぶん溜まっており、なんとかしたいなあ・・・とおっしゃっていました。ですので、従来の素彫りではなく、汚れが溜まりにくい「梨彫り」をご提案しました。実際の施工例を見ていただいて気に入っていただけたので、彫刻の方法は「梨彫り」で行うことになりました。

今回はご予算等の都合もあり、台石などは含まず、棹石のみをカットして磨き直し、文字彫刻をしなおすという作業になります。まずは、棹石を取り外して工場へ持ち帰り、前後左右の4面と天面のすべての面を削って磨き直します。その後、文字彫刻を新たにしなおして完成となります。

 

完成です!

磨き直した石の表面は、撮影する私の姿を写すほど、ツヤを取り戻しました!^^

 

中央の「愛」という文字は、お客様のご希望でお入れしました。十字架は、以前からお墓に刻まれていたものをできるだけ再現する形にしています。この文字部分は、ゴミや汚れがたまりにくい「梨彫り」です。文字部分を深く彫り込む従来の素彫りと違い、「梨彫り」は石の表面との高低差が少ないので、文字の溝にゴミなどがたまりにくく、お手入れのしやすい彫刻方法です。特に芝生墓地では泥がはねたりすることもありますが、サッと水を流してきれいにすることができます。

 

側面もこのようにきれいになりました。今回は、全面を薄くカットして磨き直しました。風化の具合で変色等もあるのではないかと少し心配もありましたが、昔のようなきれいな状態によみがえらせることができました。

 

背面です。こちらも磨き直し、文字部分もきれいに彫刻し直しました。新しく入られるお父様のお名前も入れています。

 

石の表面は、このようにもともとの石の色合いが戻りつややかな状態です。本小松石は、神奈川県真鶴で採れる国内でも最高級の銘石です。その美しい繊細な色合いをここまで取り戻すことができました!

 

現地で完成したお墓をご覧いただいて完成の確認をしていただきました。お客様は、「新しく作ったお墓みたいね!」と喜んでくださいました。確かに、一見しただけでは同じお墓だとは気付かないかもしれませんね^^ すべてを新しくするのではなく、もともとのお墓の棹石を削って磨き直し再利用することでお父様が建てられた本小松石の立派なお墓を残すこともでき、こうして本来の輝きを取り戻すこともできました。今後も大切にお参りいただけますとうれしく思います。

姓の違うお子様やご親族の方がお墓を継がれるにあたって、棹石の交換や磨き直し・文字彫刻のし直しをしたいといったご相談は、たびたびいただきます。今回は、以前からの棹石を磨きなおして残すことができましたが、場合によっては棹石だけを交換するケースもあります。弊社では、お墓や石の状態などを考慮しながらも、「先祖からのお墓を残したい」「予算をできるだけ抑えたい」などといったお客様のご希望をできる限り叶えられるように、様々な方法を検討してご提案してまいります。どうぞ安心してご相談ください^^