アフリカ産黒御影石FGのデザイン墓に、色とりどりの素敵なガーベラの花が咲きました！大庭台墓園普通墓地4㎡

藤沢、茅ヶ崎、平塚を中心に、安心価格を心がけて、お墓のお仕事をさせていただいています、アイシンの佐保（サホ）です。大庭台墓園普通墓地に、アフリカ産の黒御影石FGを使用した、色とりどりのガーベラを彫刻したお墓が完成しましたので、ご紹介いたします。

 

【大庭台墓園普通墓地4㎡ 黒御影石アフリカFG　素敵なガーベラの花が咲きました】

 

今回は、ホームページをご覧になってメールでお問い合わせをいただいたお客様です。大庭台墓園にすでに墓地をお持ちで、このたびお父様が亡くなったのでお墓を建てたいとご希望でした。

現地でお会いすることになり、当日伺うと、お施主様（お母様）とそのご長男夫妻、ご長女ご夫妻もご一緒に、ご家族皆様でお越しくださっていました。ご希望を伺うと、事前に墓地へ足を運んで色々な施工例をご覧になっていたそうで、「こんなお墓がいい」というご意向がある程度固まっていました。また、お花を彫刻して彩色しているお墓をご覧になって、こんな彫刻ができませんか？とお尋ねがありました。使用する石の種類や、お花の彫刻などのご希望を取りまとめてお見積りを作成、工事に入りました。

 

工事中の様子です。基礎工事のあと、コンクリートをしっかり養生してから外柵やカロート（納骨室）の石を据え付けていきました。奥の中央がカロートです。カロートも総御影石造り、外柵の下側の根石も、コンクリートではなく耐久性のある御影石で作成しています。これはお墓が完成すると見えなくなる部分ですが、お墓の中でもとても重要な部分です。

 

お墓本体を耐震施工で据え付けて、完成です！

 

お墓本体です。使用した石は、アフリカ産の黒御影石FGです。棹石上部には、ご家名をアルファベットで、その下に彩色したガーベラの花を、その下に家紋を彫刻しました。棹石の奥は丸みをつけてほしいとご希望がありましたので、扇のような形状です。花立は棹石と一体となっており、手前の拝石は、お名前と亡くなられた日付等を彫刻、墓誌を兼ねています。

 

ガーベラの花のデザインは、お客様がご自分でお持ちくださったものを、石に彫刻できるように調整しました。実寸大のサイズの原稿を起こし、お客様に実際に見てご確認いただきました。花の色についてはお客様のご指定で、赤とピンク、黄色の3色＋葉の緑色です。お持ちいただいたデザインそのままの色を表現するのはなかなか難しいですが、なるべく近いように仕上げました。「色が薄くなったら自分で色を入れてもいいですか？」とご質問をいただきましたが、文字彫刻の色と同じで、経年劣化で色が取れてくることもあります。ご自分でなさっても構いませんが、難しい場合はご相談くださいとお話しました。

 

棹石側面です。通常は棹石の背面等に建立年月と建立者の方のお名前を彫刻しますが、今回は棹石の形状からこのように側面に彫刻しました。

 

香炉も棹石と同じように、丸みを持たせた形状で統一感があります。拝石は、香炉を置いた部分は水平ですが、中ほどから手前に向けて水が溜まらないように水勾配を付けました。

 

入口は階段をなくしてフラットにしました。車椅子でも入ることができるバリアフリー設計です。白く見えている部分は、雨などで濡れてもすべりにくい加工をしています。施工例の中からご希望に近いものを選んでいただきました。

 

お引き渡し・ご納骨も無事に終えました。たくさんのご家族様・ご親類様がお越しくださり、なごやかな時間になりました。完成したお墓には、「素敵なものを作っていただいてありがとうございました」とおっしゃっていただけて、私もなによりうれしく思います。

彩色したお花の彫刻は弊社ではあまり前例がなく、他でもここまでリアルに彩色するものはなかなかないと思います。どんな仕上がりになるかと思っていましたが、とても素敵な仕上がりになり、お客様も格別に喜んでくださいました。ここまで再現してくれた工場の職人さんにも感謝です。たまたま近くのお墓をお参りに来られていた方が、「すばらしいガーベラですね～」と声もかけてくださいました^^ お客様のご自慢のお墓になれば、嬉しい限りです。