藤沢、茅ヶ崎、平塚を中心に、安心価格を心がけて、お墓のお仕事をさせていただいています、アイシンの佐保(サホ)です。大庭台墓園の立体墓地にて、アフリカ産Bブラウンの素敵な言葉と風景の彫刻が入ったお墓が完成いたしましたので、ご紹介いたします。

 

【完成したお墓のお写真】

 

今回のお客様は、お兄様と妹様のご兄妹です。当社のホームページをご覧になって興味を持ってくださってご連絡いただき、現地の大庭台墓園立体墓地でお兄様とお会いしました。このたびお母様が亡くなられ、お父様も数年前に亡くなられていましたので、ご両親様のためのお墓を建てたいとご希望でした。

ご一緒に現地でお墓を見るうち、石の色はこれがいいと言われたのが、この「アフリカ産Bブラウン」でした。デザインも当社の施工例の中にご希望に合うものがあったので、石種とデザインは決まりましたが、お話をうかがう中で、ご家族の心に残る風景である「江ノ島」のイメージを表現したいと強く思っていらっしゃることが分かりました。具体的には、「海」と「波」、「江ノ島」を彫って欲しいとのことでした。

「海」については、「海」という文字を入れたいということでしたので、理想の「海」を求めて、大庭台墓園の他のお墓を見てまわりましたが、なかなか理想のものがみつかりません。そうした中、亡くなったお父様が書道をされていたときの作品の中にあった「海」という文字をお客様がお持ちくださいました。「波」「江ノ島」についても、ご家族でお持ちになっていた図柄を提供していただきました。

 

頂いたその元原稿に基づいて、こちらで「海」の文字と、「波」「江ノ島」の図柄の原稿を起こして、実際にお墓に合わせて調整をしているところです。「波」の上下の位置関係、「江ノ島」の位置なども細かく調整をいたしました。特に「江ノ島」は香炉の部分の曲面に彫りますので、位置がずれると見えなくなってしまうこともあります。何度も位置関係を確認しました。

時間も手間もかかりますが、完成して思ったものと違っていても彫り直すことができませんので、文字の位置や大きさ、波の位置、線の太さなど、細かな調整を繰り返しました。最終的にお客様にOKをいただいて、ついに完成いたしました。

 

「海」の文字です。まるで海の轟きが聞こえてくるような、活き活きとしたすばらしい彫刻に仕上がりました。素彫りになりますので、字が見やすいことはもちろん、豊かな表現ができるように、腕の良い職人に重々伝えて彫刻をしてもらいました。

 

「波」と「江ノ島」です。こちらは細かい線彫りになりますので、お客様のご希望で彫刻が見えやすいように白色のエナメルを入れています。江ノ島の図柄は、昔の江ノ島の風景だそうです。

 

香炉と花立て部分です。「波」の図柄が隠れてしまわないように、このような高さでお造りしました。

 

少し横から見たところです。この角度からでも「海」の文字と「波」、「江ノ島」がきれいに見えております。

 

通常ですとステンレスの銀色の花立てですが、今回はクロム仕上げで黒っぽく重厚感のあるものをお選びいただきました。お墓の石とも合っていて、落ち着いた印象を与えます。

全体的に曲面加工で丸みを帯びた、ボリューム感がありながらも柔らかな印象のお墓に仕上がりました。

 

ご納骨の日の様子です。たくさんのお花がお墓を彩っています。

完成したお墓をご覧になったお客様は、大変感激してくださいました。ご兄妹お二人の、ご両親へのお気持ちに応えたいと奮闘した私も、涙しておられるそのお姿は胸に迫るものがありました。ご納骨の後も、ご親族様でしばらくご両親のお二人を偲ばれていました。お父様の書かれた「海」の文字、ご家族の思い出の風景を彫刻したお墓を前にすると、思い出話も自然と湧いてきて、きっとこの先のお参りの際にも素敵な時間を過ごしていただけるでしょうね。

お兄様は農場を営んでいらっしゃって、ご納骨の際には私にお土産のお野菜を持ってきてくださいました。ありがとうございます!「アイシンさんに頼んでよかった」とのお言葉もいただきましたが、私の方こそ、お二人のお気持ちのこもったこんな素敵なお墓を担当させて頂きまして本当にありがたいです。貴重ですばらしい経験をさせていただきました。

お客様からの感謝のお言葉は私の喜びでもあり、活力になります。今後も、お客さまに喜んでいただけるように努めて参ります。