藤沢、茅ヶ崎、平塚を中心に、安心価格を心がけて、お墓のお仕事をさせていただいています、アイシンの佐保(サホ)です。大庭台墓園の立体墓地に、満天の星空を彫刻した、インド産黒御影石の素敵なお墓が完成いたしましたので、ご紹介いたします。

 

【完成したお墓のお写真】

今回のお客様は、当社のホームページをご覧になってお電話くださいました。このたびご主人様がお亡くなりになり、その奥様からお墓を建てたいとのご相談でした。

当初お客様は、以前にご主人様と旅先で見た星空が思い出深く、そのイメージをお墓に表現したいと、お墓の一部に流れ星を彫刻したいとおっしゃっていました。そこで墓園内の他の事例をご一緒に見てまわりましたが、流れ星の事例の数も多いとは言えず、その中にお客様のイメージに合う事例がなかなか見つかりません。
そんな中、お客様が『山の峰より見える満天の星空』のリーフレットをお持ちくださいました。ご主人様との思い出のホテルから送られてきた招待状と一緒に偶然入っていたものです。この星空がイメージそのものなので、「これを彫ることはできますか?」とお客様からお尋ねがありました。

そのご相談を受けて私からは、彫刻はどの石でも可能ですが、今回は黒御影石で作ることをご提案しました。白御影石などでも彫ることはできますが、せっかくの彫刻がどうしても見えづらくなってしまいます。
また、リーフレットの写真では星の色に彩色してありましたが、お墓に彫る場合は写真のような色合いにはならないということもご説明して、ご了承いただきました。

この星空を再現するのに必要な彫刻の方法についても、その完成度や費用面など十分にご説明を差し上げました。その後は試作品も作成したりして、何度もお客様とのやり取りを重ね、ようやく完成したのがこちらです!

棹石の前面をまるでキャンバスのようにいっぱいに使って、満天の星空を彫刻しています。今にも星が降り注いできそうです! 星空のちょうど真ん中あたりには星が集まる銀河があり、その星空の下には黒い山並みのシルエットと、忠実に写真を再現しています。

「宙」と「空」の文字は、お客様のご希望で、お客様がご用意くださった文字を彫刻いたしました。これも、事前のやり取りの中で細やかな調整をさせていただきました。

なるべく蛍光灯の光が入らないように工夫して撮影したのですが、石のツヤがいいのでどうしても反射光が入ってしまいました。実物を間近でご覧いただけないのが残念です・・・。

 

この彫刻方法は、「影彫り」という方法です。白で表現されている星のひとつひとつは、職人が写真を見ながら点をひとつひとつ打ち込んで仕上げています。山影の真っ黒い部分は石を磨いて仕上げ、山際や銀河の白っぽい部分は点をたくさん打ち込んで仕上げる、といった具合で濃淡を表現しています。

 

【影彫りの事例】

「影彫り」は、この施工事例のように、他の彫刻方法に比べるとより細やかな表現が可能で、より写実的な仕上がりになります。ですので今回は「影彫り」がいいとの結論になりました。特に今回はインド黒御影石を使用しましたので、彫刻がきれいに見えて完成度の高いものに仕上がりました。

 

 

ステンレス製のお花立てと香炉です。お掃除の際などに欠けたりすることがないよう、角の部分に丸みを持たせた加工をしております。

 

香炉の部分には、お客様のご希望で、ご家族で可愛がっていらっしゃったペットちゃんと、ハナミズキのお花を彫刻いたしました。こちらも「影彫り」です。特にペットちゃんの彫刻は、とても活き活きとしていてすばらしいですね! 優しいハナミズキのお花と一緒に、大好きなご主人様のお墓を見守ってくれています。

 


お引渡しとご納骨も無事に終わりました。お客様は大変喜んでくださって、特に かわいがっていたペットちゃんの彫刻は、いままで見たことがないくらい活き活きしていますね!と喜んでくださいました。ご家族のために懸命に働いてこられたご主人様との思い出の星空を表現したい、というお客様のお気持ちを形にすることができて本当に良かったです。

通常、「影彫り」はこのように広い面積に施すことはあまりないのですが、今回は棹石全面に彫刻するというなかなかない機会をいただきました。そんな中で、素晴らしい彫刻を完成することができて、お客様に大変喜んでいただけたのはもちろんのこと、当社の施工の事例としてもとても素晴らしい、誇らしいものとなりました。こうした機会をいただけたことをお客様に感謝申し上げるとともに、ここまで忠実に再現するため頑張ってくれた職人にも本当に感謝です。

お客様のお話では、お友達の中でもこのお墓がとてもいいとご好評で、「私もぜひお願いしたい」という方までいらっしゃるそうです。お客様にとってもご自慢のお墓になっているのでしたら、私どもとしても頑張ってお手伝いをさせていただいた甲斐があったとうれしい限りです。お困りのことやご相談など、何かありましたらまたお気軽にお声かけください。