コンパクトな丘カロートの洋型墓石を建立!大庭台墓園普通墓地4㎡

藤沢、茅ヶ崎、平塚を中心にお墓のお仕事をさせていただいています、アイシンの佐保(サホ)です。大庭台墓園普通墓地にて、コンパクトな丘カロートの洋型墓石を建立させていただきました。

 

大庭台墓園 普通墓地4㎡ カンボジア産白御影石

 

ホームページをご覧になったお客様からのご相談です。普通墓地にお墓を建てることになり、ご一緒に周りの施工例を見て回りました。その中に、「丘(おか)カロート」の施工例がありました。「丘カロート」は、足元より上に納骨室があるタイプです。少しコンパクトな造りなので費用面でも抑えることができ、ご一緒にお越しになっていたお母様も気に入られていたので、丘カロートのお墓を設計してご提案しました。

 

丘カロート式の洋型墓です。上に墓石本体があり、土台の納骨室部分が下にあります。地面の高さよりも上に納骨スペースがある構造です。

 

棹石の天面部分は丸みを付けていて、ごみなどが雨水と一緒に流れるようになっています。正面の文字は浅く彫る「梨彫り」を採用しました。「梨彫り」は通常の素彫りと違って彫り面が浅いことで彫刻部分にごみなどが溜まりません。

 

花立、水鉢です。シンプルな形をご希望いただきました。花立前面に家紋を彫刻、印のように角の部分は面取りをしています。

 

上台は四方に向かって水勾配を付けています。こちらも表面に水やごみが溜まらないようにするための工夫です。

 

香炉の天面は棹石と同じ理由で丸みを付けています。奥は放熱のために貫通しています。お線香の熱がこもらないので石が長持ちします。

 

納骨する際は、手前にある香炉と、その下にある3,4cmほどの横板(拝石)を取り外し、その下に垂直に設置されている前壁石を取り外します。この前壁石は「ケンドン」とも呼ばれるそうです。

 

納骨室を開けると、中はこのようになっています。通常よりも奥行きを取ることで、コンパクトな丘カロートのお墓でもお骨壺をたくさん置くことができます。

 

今回は棹石の背面にお名前等を彫刻しました。外柵の壁石は左右のお墓とのバランスを考えて、少し高めに設計しました。両隣は根石の上に羽目石がある高さのある設計になっており、その根石が見えないような高さになっています。

 

お墓手前にすべり止めをした大きめの踏み石を設置し、周りは五色の砂利を敷きました。お客様には完成を大変喜んでいただけました。これまではお寺様にお墓がありましたが、今回の建墓を機に市営霊園へ改葬することが叶い、お母様も喜んで下さっていました。

大庭台墓園は市営霊園なので、相見積もりのご相談をいただくことも多いです。お墓作りでは、もちろん費用面の検討も大切ですが、弊社では費用面に限らず、お墓作りに関する様々なご希望を詳しくうかがって、ちょっとしたことでも安心してお任せいただけるよう努めています。お墓作りを通じてご信頼いただけて、お寺様の手配や納骨法要のお手伝いまでまとめてお任せいただくことも多いのですが、ご高齢のお客様に椅子をご用意するなど、お墓の完成後も細かな気配りを大切にしております。これまでの長い経験を活かし、スピーディで真心のこもったご対応を心掛けておりますので、大庭台墓園でのお墓についてご検討の方は、安心してご相談いただければ幸いです。